ある日、お客様からこんな質問をされました。
「WEBサイトを作るのに、WEBデザイナーはなんとなくわかるけど、WEBディレクターって何やってるの?」
以前から思っていたことがあります。
「WEBサイトを作ることと、家を建てることは似ているな」と。
そこで整理して説明できるよう、両者の工程を比較してみることにしました。
目次
WEBサイトができるまでの流れ
1, WEBサイトの企画立案
2, 独自ドメイン取得とレンタルサーバーの準備
3, WEBサイトの設計
4, WEBデザイン
5, コーディングとプログラミング
6, 公開/リリース
家ができるまでの流れ
1, 新居の企画立案
2, 住所と土地(建設予定地)の準備
3, 家の設計
4, 外装・内装のデザイン
5, 外装工事・内装工事・電装工事の施工
6, 竣工
それぞれ工程ごとに見ていきます。
企画立案
W1), WEBサイトの企画立案
お客様の要望「WEBサイトを作る目的、どんなサイトにしたいか」を聞きながらWEBディレクターが企画(イメージ・予算・スケジュールなど)を作り、同意を得てからスタートする。
家1), 新居の企画立案
お客様の要望「どんな家にしたいか」を聞きながらハウスメーカーの営業担当者が企画(イメージ・予算・工期など)を作り、同意を得てからスタートする。
ドメインとサーバーの準備
W2), 独自ドメイン取得とレンタルサーバーの準備
WEBサイトの住所にあたるドメイン、土地にあたるサーバーを決めて、お客様orWEBディレクターが準備する。
家2), 住所と土地(建設予定地)の準備
お客様の希望を聞きながら住所と土地を確認して、どこに家を建てるか決める。
設計図・構成図
W3), WEBサイトの設計
WEBディレクターがWEBサイトの設計図(構成図)を作ってお客様と同意を得る。
家3), 家の設計
設計図を書いてお客様に確認してもらい、このあとの工事に入る準備をする。
デザイン
W4), WEBデザイン
WEBディレクターの作った設計図(構成図)を基に、WEBデザイナーがTOPページとそれ以外の下層ページのデザインをする。
家4), 外装・内装のデザイン
家の外装・内装をデザインする。
コーディング・プログラミング
W5), コーディングとプログラミング
WEBデザイナー or プログラマーがデザインに沿って、HTML/CSS/JavaScriptなどの言語を使ってソースコードを記述し、ボタンが動いたり、コンテンツをグループ分けしたりするためのプログラミングを行う。
家5), 外装工事・内装工事・電装工事の施工
外装を作り、内装を作り、同時に照明設備、家電、バスルームやキッチンが使える環境を整える。
納品
W6), 公開/リリース
WEBディレクターが完成したサイトを提供して、不具合があれば調整を行い、納品する。
家6), 竣工
完成・引き渡し
まとめ
WEBディレクターの役割
- お客様の要望を聞きながらWEBサイトの企画立案する
- ドメインやサーバーの準備、確認
- 構成を決め、お客様と同意して制作GOする
- お客様と公開前サイトの確認をする
WEBサイトを作るのも、家を建てるのも、基本的には複数のスペシャリストが関わっていて、それぞれのプロセスで役割があります。
工事の最中に「あ!やっぱり壁の色は青にしたい」とか「キッチンはこっちに移動したい」とか途中で変更があると工期が長くなったり、追加予算がかかったりすることは容易に想像できると思います。
お客様とWEBディレクターがしっかりと目的を共有しながら制作を進めることが大事です。
そのサイトは誰のどんな悩みを解決するのか?
未来のお客様の悩みや課題をWEBサイトを通じて解決しましょう。